この度、泉区古内(旧ツタヤ跡地)のクリニックモール内に、「仙台脳とこころのクリニック」を開業いたしました、後藤雅智と申します。
私が精神科医となり約20年、そして仙台に移住してきて10年程になります。
その間、患者さん一人一人の異なるお悩み、周囲の皆さまから様々なお声やご要望をいただき、いろいろな問題意識を持つようになりました。
そこで、今回クリニックを創るにあたり、2つの大きな目標を掲げました。
- 1.一人でも多くの方の生活を元通りに戻す
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通院や服薬の負担が最小限となり、理想的には治療が始まる前の生活に戻れるよう、一人でも多くの方のお手伝いをいたします。
こんなことを言うと「医療機関なら当たり前のことなんじゃないの?」と思われたかもしれません。
しかし、実際の治療にあたり、患者さんの現状をきちんと評価してみると、お薬の量やカウンセリングの回数を減らしても大丈夫そうな方がたくさんおられます。
また、そのような患者さんの中には、実際にお薬やカウンセリングを減らしていくうちに、通院や治療が必要なくなる方さえおられます。精神神経的な症状は、良くなるまでに時間がかかります。また、良くなったとしても軽微な症状が残ってしまい、我慢しながら生活しているケースが多々あります。そのため、長期間、症状が改善されず、「慢性的な」治療が必要になっていることも少なくありません。
中には明確な治療の目的やゴールを設けていないことから、「漫然と」治療が続いてしまっているケースまであるのです。
「今の治療は私に合っているのか不安だな…」、「元気だったころの生活を取り戻したいな…」といったお悩みをお持ちの方は、どうぞ遠慮なくご相談ください。
- 2.一人でも多くの方へ医療を届ける
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現在、仙台市内や近郊の精神科・心療内科系の医療機関では、予約の取りづらさが常態化しており、大きな問題となっているように感じます。
新規の予約がどこも3か月先までといっぱい、というのはよく聞く話で、中には1年先まで予約が取れないといったケースも耳にしました。
早い段階で治療を受けられなければ病状は悪化してしまいますし、何より、そんなにも長い間つらい思いをさせてしまうのは、医師として見過ごすことはできません。そこで、当院では一部予約なしでも受診できる診療枠を設けました。「はじめてでもすぐに診てほしい方」、あるいは、「すでに通院しているけれど急に具合が悪くなった方」などが、受診しやすくなりました。
もちろん、予約を取ることで安心する方や、ゆったりとした中で診療を受けたいという方も、たくさんいらっしゃると思いますので、(限定的に) 予約制の診療枠も設けました。
また、何らかの事情により、「通院自体が困難で医療機関にかかりたくてもかかれない…」といった患者さんも、これまで数多く見てきました。そのような方々のために、当院では精神科訪問診療も行っております。患者さんのご自宅や施設にこちらからお伺いしますので、安心して治療に専念していただけます。一人でも多くの方に喜んでいただける、質の高い医療をお届けできるようスタッフ一同 努めてまいります。あらゆるニーズに合わせて最適な医療をお届けする、これが当院の目指すところであり、想いです。愛する地域の皆さまに愛され、いつでも信頼していただけるような、そんなクリニックであり続けていけたらと思います。
院長 後藤 雅智
院長略歴 Director's Profile
昭和大学医学部卒業。
石巻市立病院や関連病院にて初期研修修了。
その後、医療法人有恒会こだまホスピタルで勤務。同院を拠点とし、長く精神医療に従事する傍ら、東京おひさまクリニック等、各地で臨床医として外来・訪問診療を行う。
現在も児童から高齢者に至るまで全方位的に様々な精神神経疾患の診療に当たり、これまでに治療した患者は延べ15万人以上にのぼる。
2024年、仙台脳とこころのクリニック開設。
資格・所属学会
- 精神保健指定医
- 認知症サポート医
- 難病指定医
- 日本精神神経学会
- 日本老年精神医学会
- 日本臨床精神神経薬理学会
- CPMS登録医
- コンサータ処方登録医
- ビバンセ処方登録医